気まぐれな毎日を楽しく豊かにする備忘録

最近、物忘れがひどくなってきた初老が、出来事や知識を忘れないように記録に残す備忘録。

商法(手形・小切手法) 夏期スクーリング

 商法(手形・小切手法)の夏期スクーリングの試験問題は、次のような問題が出題されました。出題の先生は、丸山秀平先生で、設問2に関してはどちらか1問を選択して解答する問いでした。

 

【設問1】

 手形上の法律関係としての「設権性」とはどのようなものか

【設問2】

  1.  甲は、自ら振出人として署名し、必要事項を記入した約束手形用紙を金庫に保管しておいたところ、使用人Pが合鍵を使い金庫から右用紙を持ち出し、流通においてしまった。これを有効に振り出された手形であると信じて取得した乙から甲に対して手形金請求がなされている。甲は、乙の請求応じなければならないか。
  2.  AはBを受取人として約束手形を振り出したが、AB間には右手形をほかに譲渡しない特約があった。しかし、Bはこの手形を取り立てのため、Cに裏書譲渡した。このBのCに対する裏書きに際し、取り立ての旨の記載はなかった。Cは手形所持人として、Aに手形金を請求している。AはCの請求に応じなければならないか。