気まぐれな毎日を楽しく豊かにする備忘録

最近、物忘れがひどくなってきた初老が、出来事や知識を忘れないように記録に残す備忘録。

倒産処理法/破産法 短期スクーリング

倒産処理法/破産法の試験問題は、次のようなものでした。

ちなみに参照物は指定六法のみです。

 

次の中から一つを選んで解答しなさい。

問題1

 破産管財人が破産手続きとの関係で有する地位を対内的関係と対外的関係とに分けて説明しなさい。

問題2

 倒産手続きを概観した上で、その選択基準を説明しなさい。

問題3

 破産財団と自由財産について説明した上で次の問いに答えなさい。①破産債権者は自由財産に強制執行をかけることができるか。②破産者に帰属する名誉毀損による損害賠償請求権は、破産財団を構成するか。

問題4

 破産会在任の選択権(破産法53条)の意義および根拠を説明した上で、同条に関して最高裁判所が採用する解除権制限法理について説明しなさい。

問題5

 ①および②の場合に、債務者Aの破産管財人Yは、否認権を行使して逸失した財産を取り返そうとしている。それぞれにつき、適用条文を指摘した上で、否認権が認めらるための用件(事情)を説明しなさい。

 ①債権者Bの債務者Aに対する弁済期にある3000万円に債権の弁済のために、債務者Aが時価5000万円の不動産を代物弁済した場合。②債務者Aが既存の債務2000万円と新たに借り入れる1000万円のために、被担保債権額3000万円として時価5000万円の不動産に抵当権を設定した場合。